総合職
新卒入社4年目(2021年)
システム開発グループ
心から共感できるビジョンと出会って、
成長の道を見つけた
ーフライミーを知ったきっかけは?
2020年の夏に、TBSで放送されたテレビ番組でフライミーの特集を見たのがきっかけです。事業内容に興味を惹かれて、すぐにInstagramをフォローしました。そのあとしばらくして、Instagramで新卒も採用していることを知って、コーポレートサイトを見てみたんです。
当時、就職活動をはじめたばかりで、いろいろな企業のコーポレートサイトを見ていたのですが、いまいちしっくりこないというか、共感できる企業に出会うことができずにいました。フライミーのフィロソフィーやビジョンを読んだら、不思議なくらい素直に共感できて、自分がここで働いて、会社のビジョンに向かって進んでいる姿が想像できたんです。それですぐに応募しました。
ー家具業界やEC業界を志望していたのですか?
いえ、まったくです。もともと業界や職種は絞っていなくて、周りには海外就職している友人もいたので、なんなら日本国内じゃなくても良いと思っていて。就活の軸としては「人にポジティブな気持ちを与えられるサービスに携わりたい」という考えだけがあって、それに加えて「自分自身もポジティブな気持ちを持ち続けられて、夢中になって働ける会社がいいな」と考えていました。
当時、友人と一緒にECサイトでアクセサリーを販売していたので、小規模ですが、EC事業の一連の流れは体験していました。家具のような大きい商材だと、きっとメーカーや物流会社などいろいろな人が関わっていて大変なはずなのに、当時フライミーはまだ社員数が100名もいなくて、この規模をどうやって実現しているのか知りたいと思いました。
それと、私は成熟した大企業は自分に合わないだろうなと思っていて。なんというか……自分の性格上、大人数の中だと自分が環境に甘えてしまって、そのまま埋もれてしまうような気がしていたんです。だからこそ、まさにいま成長段階の企業に当事者として参加できるなんて、きっといろんな経験ができるだろうし、やりがいや成長を実感しながら働けそう!と確信したのもあります。
ーそこで採用選考に進んだのですね。
当時はコロナ禍だったので、一次はオンライン面接で、二次から対面での面接でした。三次面接まで進む中で、社員の熱量の高さを目の当たりにして、ますますここだと思いました。面接で私が一つ質問をすると10以上の答えを返してくれる人がいて、こんなに熱量が高い人と働くなんて、絶対楽しいだろうなと思ってすごくわくわくしたんです。その面接官が実は(坂本)社長だったというのは、内定をもらってから知ったんですけど(笑)
ー会社のビジョン共感を重視していたのはなぜですか?
今は転職も当たり前の時代ですし、自身のスキルアップとして転職を重ねるというキャリアの描き方をしている人も多いですよね。でも、私は自分の成長やスキルアップを目的とする働き方がイメージできなくて。それよりも、自分が心から共感できるビジョンに向かって、個人では達成できないくらいの大きな目標を目指すほうが、自分が前向きに頑張り続けられると思ったんです。
アクセサリーのECを運営する中で感じたことなのですが、個人でできることにはどうしても限りがある。だからこそ会社のビジョンを重要視していますし、自分自身が「何のためにやるのか」を常に意識しながら仕事をしたい。言われたことをやるのではなく、自分から動きたくなるというか、能動的に走り続けることで、結果として自分自身も成長していた、というのが理想です。
異動で見えた、私の真の強み
ーフライミーに入社して、どんな仕事をしているのですか?
入社から2年半は商品部の制作セクション配属で、主に商品ページの更新や新規ページ制作を担当していました。それ以外にSNS広告チームにも参加していたので、SNSやWEB広告の配信管理や、季節プロモーションなどを経験しました。
2023年10月にシステム開発グループに異動して、今はスクラムチームにおけるPO(プロダクトオーナー)という役割を任されています。私のチームでは、メイン事業であるECサイト「FLYMEe」のシステム開発や保守運用を担当しています。ECサイトって、お客様に利用していただく表側のサイトだけではなくて、受注管理や商品登録、情報を管理するデータベースなど、裏側のサイト開発もものすごく重要で。フライミーでは、そういった裏側のサイトもすべて自社開発なので、私たちにとってのクライアントはお客様だけではなく、社内のメンバーや経営層も対象になります。
クライアントから上がる要望や課題について、関係部署にヒアリングし、課題を解決するために何が必要なのかを整理して、それをデザイナーやエンジニアと連携して、どんどん具体化していくのが主な仕事です。
ー異動を聞いた時、どう思いましたか?
びっくりしました。開発グループ?私にできることありますか?って。最初は開発グループと聞いて、エンジニア職のイメージしかわかなかったので。でも社長から、当時の開発グループが抱えていた課題を解決するためにPOという役割が必要で、私に対して期待していることが何かということを丁寧に説明していただいて、「これはチャンスだ、やりきりたい」という気持ちが芽生えました。
抜擢理由のひとつとして、「誰とでもフラットにコミュニケーションが取れるのがあなたの良いところだ」と言っていただいたんです。POの役割は、成果物であるプロダクトの価値を最大化することです。思い込みや偏った考えを持たずに、クライアントが抱えている真の課題を見つけ出し、目的を抽象化してチームに共有することがスタートになります。価値の最大化につながること全てが仕事の範囲になるし、チーム全体の状況を把握していないといけないし、状況に応じて自分が入るべき仕事内容は変わります。私自身が成長しないと、チームはより良い仕事ができなくて、プロダクトの品質を左右してしまう。責任も重大だし、だからこそ挑戦してみたいと思いました。
ー今の仕事のやりがいは?
開発グループは、未来にある会社のビジョンを見つめながら、1~2年後くらいの少し先の未来にフライミーがどうなっていたいかを描いて、それに向けて一つずつ具体化していく仕事です。自分が関わったことでどう変化したのか、それを実感できるし、少しずつでもビジョンに近づいていることを想像しながら取り組めるので、すごく私に合っていると思います。
それと、みんなが同じ目標を共有していて、実現するためにみんなで走っていけること。私は早くその未来を見たいし、期待感をもって業務に取り組めることが大きなモチベーションになっています。
会社のフェーズにあわせて、柔軟に動ける自分でいたい
ー新卒から4年目になって、自分が成長したと思うことは?
新卒から2年目くらいまでは、目の前のことにフォーカスしすぎて、大きい目標を見失いがちになることがありました。商品部から開発グループに異動して、目標の定め方や管理手法、進め方などがガラッと変わったことをきっかけに、目的を意識する力、そこに向かって走っていく力がついたと思います。POという役割になって、自分がチームの中で果たすべき役割を強く意識するようになったことも大きいです。求められている役割に対して、今の自分に足りていないところを客観視し、その差を埋めていく過程で成長したと思います。
異動して最初に壁となったのは、エンジニアと共通言語で話せなかったことです。開発に関する知識もゼロの状態だったので、まずはそれを学ぶところから始めたのですが、頑張った分だけ知識は増えましたし、共通言語が理解できるようになったことで、成長を実感することができています。それに、これまで接点のなかった職種の方と話すことで、今までの自分になかった視点や考え方を知ることができて、自然と視野が広がりました。
商品部で「商品ページ」を制作していたときは、そのページの中で商品価値をどう伝えるかという視点しか持っていませんでした。開発に異動したことで、そもそもページにどうやってたどり着いてもらうのか、たどり着いたあとの購入動線に障害はないかなど、お客様視点と管理画面のユーザー視点で考えられるようになりました。これまでの経験がつながって、EC事業の全体像をつかめてきたと思います。
ーこれからの目標を教えてください。
入社したときより今のほうが、自分の友人や周囲でも「フライミーを知ってる」っていう声に出会う確率が増えていて。Instagramのフォロワーに知り合いを見つけたりするとすごく嬉しい。もっともっと多くの人にフライミーを知ってもらって、いいサービスだねって思ってもらって、素敵な空間がつくれたりとか、まだ家具を買うフェーズじゃない人もフライミーで素敵なプロダクトを見ることで気持ちが高揚したりとか、そんなポジティブな体験をしてもらいたい。
もともと職種にこだわりはなかったのですが、POはすごく自分に合っていると感じていますし、今はPOとしてもっともっと成長したいという気持ちが強いです。POの仕事には枠がないですし、フライミーのビジョン実現に貢献するために、会社のフェーズにあわせて柔軟に動ける自分でありたいと思っています。いま必要とされている役割がなにかを自分で見極めて、常に貢献度を最大化し続けていきたい。変化していく世の中に対して、自分がアンテナをはってキャッチアップしていくことで、個人としても競争力をつけたいし、それが会社にとっても競争力になると思います。
(インタビュアー 竹田芳幸、ライター 石川歩)